2021天皇賞春 分析(2)阪神大賞典組 ディープボンド適性は?距離はやや長いか?

2021天皇賞春は阪神3200で行われる
舞台設定の近い阪神3000で行われた阪神大賞典の振り返りと上位人気馬の分析を行う

阪神3200の舞台
外回り→内回りという特殊な舞台設定 G1であることから内回りG1独特のロングスパート合戦となりそう

まずは阪神大賞典の振り返り

LAP 12.9 – 11.7 – 12.7 – 12.4 – 12.7 – 12.4 – 12.6 – 13.3 – 12.8 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.9

このレース非常に分析が難解

理由は重馬場と断然の1人気アリストテレスがさっぱり走らなかったこと
重馬場を考慮すると最後6Fからスパート 最後にみんな脚が止まったというレース
アリストテレスはスタートしてからまもなくガツンとひっかかっているのである。


そして最後の直線でよれて パッタリ まっすぐ追うのにも苦労するほどバタバタになってしまった。

一方のディープボンドは4番手を楽に追走 気軽なマイペースである。

そのまま4角で早めに先頭抜け出し アリストテレスの強襲に備えていたが、結局アリストテレスは伸びず
2・3着は後方で脚を溜めていた馬であった。

ディープボンドは特に何もしていないが、マイペースで先行していたら千切ってしまった楽なレース
おそらくディープボンドは重適性が非常に高い上に他の馬が馬場を気にしている。
アリストテレスは前半で掛かって 終始リズムが悪く 直線でバタバタというちぐはぐレース
どちらが強いかとかそういう次元になる前に終わってしまった。

ディープボンドの重適性は非常に高いということが分かっただけのレースだった気がする。

ディープボンドの血統背景をみてみよう
父キズナ 母ゼフィランサス(Byキングヘイロー) 母はローレルゲレイロの叔母であり7/8同血
クロスはHalo4×4 Lyphard5×4
父父ディープインパクトと母父キングヘイローは Halo×Lypahrdの組み合わせで似通った構成
Sir Ivorまで共通する。
キズナの母方はStorm Cat×Pacific Princess系(ナリタブライアンの祖母)でHaloをはじめHail to Reason系と抜群の相性を示すため キングヘイローと合わない訳がない。
したがって非常に走る可能性の高い配合であることはわかるが、問題はスタミナの裏付けである。
母方のマルゼンスキー内Nijinsky とStorm Catの父Storm Birdは似通った血統構成でBull Leaのスタミナを活かした配合。ただちょっと遠い。
近親の活躍馬はスプリンターのローレルゲレイロくらい 兄はダート短距離適性の高い馬である。
ちなみに菊花賞は最後止まっている。

血統表から推測するにディープボンドの適性は2400くらいまで
重馬場であれば他馬が苦にする分 距離の融通性も出てきそう。

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