NHKマイルカップ2021 レース分析(1)レース傾向 末脚の持続力を要求されるレースとなりやすい 相性のいい血統がはっきりと出ている

今週はNHKマイルカップ 東京芝1600で施工される。
この東京芝1600というのが曲者で、スローの前残りとハイペースの差し馬天国の両方がある。
NHKマイルカップはどちらになるのか データから探る。

目次

過去10年のレース傾向

馬場勝時計前3F前4F後4F前ー後4F上3F逃着
201.32.534.146.046.5-0.534.52
191.32.433.945.846.6-0.834.616
181.32.834.446.346.5-0.234.814
171.32.334.546.146.2-0.134.43
161.32.834.346.046.8-0.835.11
151.33.535.347.246.30.934.216
141.33.234.646.646.60.034.81
131.32.734.446.146.6-0.534.98
121.34.535.147.347.20.134.61
111.32.233.945.746.5-0.834.68
平均 1.32.8934.546.346.6 34.77

前後のペースでいえば ほぼイーブンとなるかやや前半が早くなるかのどちらかが多い
過去10年 後半の方が0,5秒以上速かったのは15年の1回だけ
レースの上がりは34秒台での決着がほとんどとなるため、逃げ先行馬がイメージよりもかなり残る
過去10年の逃げ馬成績は3-1-1-5
人気の逃げ馬に逆らうと痛い目にあう ミッキーアイル カレンブラックヒル メジャーエンブレム レシステンシアが連対
やや人気薄でも17年のボンセルヴィーソは6人気3着

一方後方待機組もしっかり届くので注意が怠れない
33秒台の脚を使う馬は馬券圏内まで突入してくる。

コースの特徴

向こう正面ポケットからスタート 長い直線の先行争いのため競り合うとペースが落とせない
競り合って競り合って超ハイペースからの差し馬天国 というのはあまりなく、最近はややスロー目でスタートしていくことが多い。
直線は広がってのたたきあいが見れる。坂を上がってからが本当の勝負になる。
そこまで体が出来ていない馬が多い3歳春の施行なので粘り強さが要求される。
外枠やや有利 というより大外を回ってのびのびと走れた方が好成績という結果になっている

狙いたい血統

粘り強い血統を狙いたい
フレンチデピュティークロフネ親子をはじめとしたDeputy Minister系持ち
それからノーザンテースト持ち ノーザンテースト≒Deputy Ministerなので当たり前ではある
この2系統は本当に我慢強く 最後の最後まで一生懸命走るため他馬があきらめるような辛い条件で輝く
ダイワメジャーは超好相性 サクラバクシンオー オルフェーブルなども面白い

該当が少ない場合はアメリカ系血統がいい 
StormCat×ミスプロ Danzigなどがそこそこ粘り強い末脚
例外はトニービン持ち この血はどんくさいが最後まで走るが売り。
東京のトニービンはまだ生きている。ただ頭が取れるほど俊敏な瞬発力がないので馬券の買い方注意

代表レース

アエロリットの勝ったレースをごらんいただきたい

LAP 12.4 – 10.9 – 11.2 – 11.6 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.8
残り200からが見せ場

⑯アエロリットに⑭リエノテソーロがおそいかかる 勢いは断然リエノ
しかしここからクロフネ産駒 アエロリット たれることなく最後まで走り抜ける

最内の⑥ボンセルヴィーソは逃げてここまでかと思いきや 急には止まらない
ダイワメジャー産駒だから最後まで走り続ける

結局最後はリエノテソーロが止まって アエロリット完勝

末脚の持続力がものをいうレース

2件のピンバック

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