ヴィクトリアマイル分析(2)阪神牝馬ステークス組その1 LeHavreの血

ヴィクトリアマイルまであと6日 今日は阪神牝馬ステークス組を分析
究極斬れ味勝負になった阪神牝馬ステークス レースの上がりが33.2 勝ち馬の上がりは32.5
どんなレースだったか振り返りつつ血統・戦績分析 Le Havreの血を持つ2頭に注目し1着 デゼル 4着プールヴィルを

目次

レース回顧

LAP 12.4 – 11.2 – 11.5 – 12.0 – 11.7 – 10.7 – 10.8 – 11.7
究極差し脚勝負 1着から5着まで0.2秒差 スムーズに運べたデゼルが鬼脚を繰り出し1着

Le Havre 今日の注目血統

フランスダービー馬 であるが、2100のフランスダービー以外はマイル前後の距離を使っている
種牡馬としてフランス1000ギニー馬を2頭出していること 父方Rahyの血はHaloが強く出ることが多いので基本的にはマイラー血統と考えていい。母方はマイナ―血統がずらり。買えるのであれば社台で購入しても面白そうな種牡馬。Northern Dancerも1本のみで他に日本でクロスしやすい血はHalo Le Fabuleuxくらい。
サンデー系の肌馬と合わせると Halo/Northern DancerクロスでAlmahmoudの血の流れがはっきりとするため抜群の斬れをを持つ産駒が出ることに。ただしAlmahmoudの血が濃い馬はハイペースの消耗戦には弱い。ヴィクトリアマイルにはピッタリかもしれない

1着馬 デゼル(母父 Le Havre)

父はディープインパクトでもちろんサンデーサイレンス系 Halo3×6 Northern Dancer5×5・7
Almahmoudの血の流れがはっきりしているため スローの高速上がり決着に適性を示す。Turn-to血脈が母方に1本あるとHalo強調がはっきりするのであるが、この馬には母方8代目にTurn-toが存在しており反応のよさも感じ取れる。スタミナの核となりそうな血はないのでマイル前後向きと思われる
戦績は7戦4勝 1800以下は4戦4勝 2000以上で3敗 常時高速上がりを繰り出している差し馬。ここまではまさに血統イメージ通りの戦績。
不安要素:前半ハイペースには経験がなく、ハイペースで流れた場合は戸惑う可能性がある。今回はレシステンシアがおりハイペースロングスパート決戦が予想される。川田どうする!?
ちなみに差し馬の川田はかなり危険。仕掛けどころがわかっていないかのように脚を余したりする。

4着 プールヴィル (父Le Havre)

父Le Havre 母ケンホープはフランスGⅢ勝ち馬 母父Kendargentは重賞勝ちがない馬
Northern Dancer4×5・6・7・8 Blushing Groom4×5
母ケンホープの競争成績を除けば よくこの血統で買ったなと感心してしまう。社台グループの懐の深さに恐れ入る血統。持続力のあるスピードに優れるBlushing Groomクロスなのでデゼルとは違ってハイペースの短距離向きと思われる。
戦績は1400ベストでフィリーズレビューを中段から差して勝っている。ただ阪神牝馬ステークスをみると瞬発力ではデゼルには負けるが、東京で息の長い末脚を武器に上位入選があるかもしれない。

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