日本ダービー2021 出走馬 父系血統分布
いよいよ今週日曜日は日本ダービー クラシックロードもここでひといき、競馬好きにとっては1年の総決算のレースを迎える。世代交代を迎えつつある種牡馬の世界。まだまだディープインパクトなのか、次世代のリーディング候補エピファネイアなのか、新種牡馬モーリス・ドゥラメンテなのかはてまた違う馬なのか。
目次
2021ダービー出走馬の父系分布
2021年のダービー出走馬の父系分布は以下の通り
ディープインパクト産駒 6頭
相変わらずのクラシック大量出走 ディープインパクトは6頭の出走
桜花賞から変則ローテのサトノレイナス アルアインの全弟シャフリヤール Storm Catニックスのレッドジェネシスなど手駒も揃った
キズナ産駒 1頭
キズナ産駒はNHKマイルカップ無念の落馬 バスラットレオンが出走。マイル路線を歩んできた馬が急遽の参戦。今年はキズナは牡馬クラシック戦線に産駒を送り込めなかった。牝馬に活躍馬が多く出ているのはたまたまなのか。ディープインパクトの後継としては少々物足らないかという印象
ハーツクライ産駒 2頭
スプリングステークス勝ち馬 ヴィクティファルス 京成杯勝ち馬 グラティアスを送り込んできた古豪ハーツクライ。高齢になるがさすがの存在感を示した。正直昨年のサリオスほどのインパクトはない。
ジャスタウェイ産駒 はダノンザキッド取消し
残念の一言
オルフェーブル産駒 1頭
オルフェーブル産駒はきさらぎ賞勝ち馬ラーゴムが出走。晩成傾向が強い馬だがきっちりと産駒をダービーに送り込んでくるあたりはさすが。世間の評判よりもいい種牡馬だと思うが。
ここまでがサンデー系で10頭
ルーラーシップ産駒 2頭
ルーラーシップ産駒は2つのトライアルを制して出走 青葉賞勝ち馬ワンダフルタウンは母父ディープインパクト。今後の種牡馬傾向をさぐる上で注目の血統
ロードカナロア産駒 2頭
ロードカナロア産駒は2頭が出走 マイラーを多く輩出する種牡馬であるが、コンスタントにダービー・オークスに産駒を送り込んでくる。ポテンシャルの高さは疑いようがない。アドマイヤハダルは皐月賞でもポテンシャルの高さをみせており注目の1頭
ドゥラメンテ産駒 1頭
ドゥラメンテ産駒は1頭が出走 弥生賞勝ち 皐月賞2着のタイトルホルダーが出走。スタミナにあふれているタイプに見えるので、消耗戦を期待。ドゥラメンテはスピードの血が少ないのか重賞戦線を賑わす産駒が少し少ない気がする。かなり心配。
ここまでがキングカメハメハ系で5頭
バゴ産駒 1頭
バゴ産駒は1頭 ステラヴェローチェが出走。 地味にクラシック戦線や古馬GⅠ戦線に産駒を送り込んでくるバゴ。ステラヴェローチェは皐月賞3着にして母父ディープインパクト。母系良血が確定しているディープインパクトとの相性はよさそうで、注目の1頭
エピファネイア産駒 1頭
エピファネイア産駒は無敗の皐月賞馬エフフォーリアが出走。コンスタントに大物候補が出る訳ではないRoberto系らしく、ポツポツと強烈な活躍馬を送り込んでくる。エフフォーリアは横山武史騎手とのダービー挑戦。若い騎手がプレッシャーをはねのけられるか。もまれると気弱な面を見せるエピファネイア産駒の弱点が出てしまうのか、大注目
ダービーに産駒を送り込めなかった主な種牡馬たち
モーリス
思ってた以上に短距離指向の強い馬だったのか、マイル王のイメージが強くて中距離を使われなかったのかわからない。思ってた以上に1400・1600で活躍馬が出ていた。ポツポツダービーに産駒が出てきても不思議でない血統構成なので、来年以降楽しみ
キングカメハメハ
さすがに産駒数も少なくなっており仕方ない。ただ孫は5頭出走 偉大さをみせつけた。産駒ホウオウアマゾンはマイル重賞勝ち
スクリーンヒーロー
ダービーのイメージが全くない。4歳以降急に強くなる産駒がたまに出るスラッガータイプの種牡馬なので気にしないでいいかも!?
ゴールドシップ
オークス馬ユーバーレーベンが出ているものの、牡馬はクラシック出走なし。2018年産はマイル以下の勝ち上がりなし。完全なステイヤー傾向が出ている。もちろん晩成。だいぶ心配。
ユーバーレーベンは血統的には鬼っ子的存在なので、ユーバーレーベンをイメージすると痛い目にあうので注意
ユーバーレーベンの解説はこちら
まとめ
サンデーサイレンス系が10頭
キングカメハメハ系が5頭
ロベルト・Blushing Groom系が各1頭という分布であった。
来年はどんなラインナップでどんな分布になるのか サンデー系の強さが続くのかはてまた
明日からは注目馬の血統分析