25年新種牡馬 ダノンプレミアム産駒傾向予想 スピード豊富 一口・POG向きといえる
ダノンプレミアムが引退して種牡馬になることが決定。朝日杯圧勝、ダービー1番人気と大いに才能みせつけた当馬もついに引退。後述するが、先行馬でなかった可能性があるので、差しに回ったレースもみてみたかった。ただ、血統は続いていく。産駒の将来に期待しながら傾向を予想していきたい。
目次
ダノンプレミアムの競争成績
競争成績
通算 15戦6勝 2歳~6歳まで 芝1600~2000を中心につかわれた
主な勝ち鞍
2歳時 朝日杯FS (芝1600)サウジアラビアRC(芝1600)
3歳時 弥生賞 (芝2000)
4歳時 金鯱賞 (芝2000) マイラーズC(芝1600)
5歳時 6歳時 勝ち鞍なし
脚質
先行して早めに抜け出すのが勝ちパターン 速い末脚も使えるが、古馬GⅠのように11秒台のラップが連続して4F以上続くような底力が要求されるレースではあまり活躍できていない。このような傾向から脚を溜めて差しに回った方が活躍できたような気がするのであるが、主戦が川田だったこともあり、先行を選択しつづけた
ダノンプレミアムの血統
父 ディープインパクト
父は説明不要の大種牡馬 ディープインパクト。Secretariat≒Sir Gaylord持ち Danzig持ち Lyphard持ち牝馬との相性がよかった。
母方の血統
母インディアナギャルはアイルランドで重賞戦線で活躍した馬 母父Intikhabは来日経験のあるSnow Fairlyを代表産駒に持つ。Danzigのクロスはデインヒルを経由しているためNorthern Dancerの母Natalmaもクロスになっているのが特徴
ダノンプレミアム自身の血統評価
Hail to ReasonとNorthern Dancer で全体を引っ張る形。このNorthern Dancer は母Natalma、その母Almahmoud その父Native Dancerもクロスになっており軽快なスピード色が強くなっている。一方Hail to Reason側はTurn-toをHabitatとSir Ivorを経由して重ねておりこちらもスピードを強化しているのがうかがえる。
スタミナはRobertoが担う形であるが その父Hail to Reasonがスピードを強化した形になっているので、そこまでスタミナ色を出してはいない。
まとめとしてはスピード優位の配合で、スピードの源は豊富。ややスタミナには不安が残る形になっている。
芝の時計勝負はどんとこい。 マイル~中距離までの距離で活躍できそうな配合
種牡馬ダノンプレミアムの配合の狙い
種牡馬となったダノンプレミアムであるが、ディープインパクト産駒の狙いは共通でよい。他の種牡馬同様Halo Lyphard secretariatは好相性確定で間違いないだろう。更に当馬の場合はDanzig-Northern Dancerを狙うのもおもしろい。HaloとDanzigは同時にクロスさせても面白そうである。
ダノンプレミアム産駒の傾向予想
Northern Dancer Natalma Almahomoudのラインクロスはほぼ確定している血統構成で、アベレージは非常に高そう。Turn-to血脈も豊富で芝のマイラーを量産しそうである。ダートよりのNorthern Dancerの血をを多重にクロスさせることでダート中距離馬の生産も可能となると思われる。
スピードの血が多いので、産駒は一口・POG向きといえそう。