血統注目馬:ダノンスコーピオン Sadler’s Wellsのニアリーを起点にラインクロスのシンプル配合

血統注目馬のダノンスコーピオンを紹介。血統のポイントはSadler’s Wellsを起点としたラインクロスしたシンプル配合。Nearcticも含んだラインクロスのためスピード不足を露呈することはないと思われる

目次

ダノンスコーピオンのプロフィール

父ロードカナロア

父ロードカナロアはアーモンドアイ(ドバイターフ・JC・牝馬三冠他)サートゥルナーリア(皐月賞)などを送る名種牡馬。自身は短距離~マイルで活躍した。
スピードを遺伝させることに優れたため、産駒は短距離から2000m前後までを得意とする馬が多い

母父Sligo Bay

母父Sligo Bayはアメリカ芝GⅠ ハリウッドターフCの勝ち馬。アメリカ芝GⅠ馬は日本にきてスピードに難がありそうなイメージがあるが、母Angelic Songは名牝Glorious Songの全兄弟であり普通のSadler’s Wells産駒とは一味も二味も異なる。

母系

母レキシ―ルーはカナダの重賞勝ち馬 日本に輸入されている。日本での主な活躍馬はまだない。

ダノンスコーピオンの競争成績

通算成績3戦2勝

2歳時 萩ステークス(L)勝ち 朝日杯は3着

ダノンスコーピオンの血統表

ダノンスコーピオンの血統解説

Sadler’s Wells≒Nureyevの5×3のニアリークロスを起点にラインクロスが成立しているのが一番の特徴。そしてシンプルにSadler’s Wellsにクロスが集中しているのがこの配合の最大長所。Northern DancerのクロスはもちろんNorthern Dancerの父Nearcticも母父Native Dancerも母母Almahmoudクロスしている。母父Bold Reasonの父Hail to Reasonも母Laulnもクロスしている。
ここまでSadler’s Wellsを再現しているとスピード不足、斬れ不足が心配になるが、他の産駒と違うのはNearcticの存在である。Northern Dancerの多重クロスはスタミナ過多になりがちであるが、Nearcticクロス持ちはヒシアマゾン一族のエフフォーリアやクロフネ、アドマイヤムーンなどきれあじが武器という産駒が多発している点は心強い点。
また父ロードカナロア産駒で母父父Sadler’s Wellsの産駒を調査するとキングオブコージ バランサラッサの2頭の1億円以上稼いだ馬が出ているのは心強いデータ。

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