新種牡馬 産駒傾向予想 シャンハイボビー
アメリカで種牡馬としての実績があるシャンハイボビーの産駒傾向を予想していきたい。Storm Cat系で日本に輸入された産駒ではマリアズハートが活躍中である
目次
シャンハイボビーのプロフィール
父Harlan’s Holiday
父Harlan’s HolidayはStorm Cat系の名競争馬にして名種牡馬 競争成績ではフロリダダービーを初めGⅠ3勝。ドバイワールドカップ2着。アメリカで種牡馬共用されシャンハイボビーなどの2歳戦から走れる仕上がりの早さを武器に人気種牡馬に。後継種牡馬は他にInto Mischiefなど。日本に輸入された産駒ではアルビアーノ(NHKマイルC2着)などが活躍。
母Steelin’
母SteelinはBlushing Groom系Orientateの産駒。3代母ウェディングバンドは輸入されて日本で産駒をもうけたものの、母系から日本での活躍馬は出ていない。
シャンハイボビーの競争成績
アメリカで競争生活を送り 通算成績は8戦6勝
特筆すべきは2歳戦の成績で5戦5勝 ブリーダーズカップジュベナイルを含めたGⅠ2勝を上げた
3歳時クラシックは不調により回避、故障により競争馬を引退した。
シャンハイボビーの種牡馬成績
アメリカで共用 ブラジルでもシャトル種牡馬として共用されていたが、日本に導入されることが決まった。
ブラジルではGⅠ馬を出している。
日本での産駒デビューは2022年
シャンハイボビーの血統
シャンハイボビーの血統分析
最上位のクロスはRaise a Nativeの5×5 次いでNorthern Dancerの5×7 母方Blushing Groomの4・5が前面クロス Raise a Native とNorthern DancerはNative Dancer共有しておりNative Dancerが最上位で強調されている。Native Dancerの父方SickleはBlushing Groom内Pharamondと同血であり、この血を持つ血を前面でクロスさせたのが最大の長所。
スピードでアシストしているのが6代目以降に並ぶNasrullahの多重クロスとTurn-to Almahmoudのクロスである。
スタミナはNative Dancer Bull Leaなどから 日本の競馬場ではダートよりのスタミナであることは特筆すべき内容。
シャンハイボビー産駒の傾向
日本で種付けを行った産駒デビューは2022年から
外国産馬としての代表産駒はマリアズハートがオープン短距離戦線で活躍中
シャンハイボビー産駒の血統からみた活躍パターン予想
Halo Hail to Reaosn Turn-toのラインを強調する
マリアズハートがこのパターン Hail to Reasonをクロスさせ Turn-toが4本となりTurn-toのスピードを活かしたパターン。日本の繁殖にはHaloが多く入っているのでHalo 強調 Northern Dancer強調となり非常に勝ち上がり率が高くなる。
母方からMr.Prospectorをラインクロスさせる
Raise a NativeがクロスしているのでMr.Prospectorからラインクロスさせ父同様にPharamond Sickeleでまとめる。ただHalo とMr.Prospectorは父内で産駒5代目に並ぶことになるため、シンプルな配合で反応のよさを持つ産駒目指すのであればHaloがないパターンの方がよいことが多くなる。
母父ディープインパクト またはその産駒でStorm Catとのニックスを活かす
いわずと知れたディープインパクト×Storm Catのニックスを利用した配合で大物狙い
スモーキーヴォイスの2022は母方にHaloがクロスされており、非常に面白そう。