2022新種牡馬 ベストウォーリア血統から産駒傾向を探る

2022産駒デビュー種牡馬 ベストウォーリア産駒傾向予想。ダート向きの血が多く、ダート専用種牡馬といっていいだろう。RobertoかSeattle Slewをクロスさせた馬が面白そうである

目次

ベストウォーリアのプロフィール

父マジェスティックウォーリア

父マジェスティックウォーリアはアメリカ産 アメリカで競争生活を送り2歳GⅠホープフルステークス(ダ7F)を勝っている。2歳戦デビュー2戦目までは華々しかったが3戦目以降3歳になって5戦未勝利。通算7戦2勝で競争生活を終えている。
そのままアメリカで種牡馬入り。初年度産駒からプリンセスオブシルマー(アメリカンオークスなど)を出している。輸入されたベストウォーリアの活躍などにより日本に輸入された。産駒はダートでの活躍馬が中心で他にエアアルマスが重賞勝ちをおさめている。

ベストウォーリアの母系

3代母Exit Smilingは輸入種牡馬ニゾンの母である。母フラーティシャミスは輸入され当馬の他にもオクラホマ(3勝)などの活躍馬を送っている。

ベストウォーリアの競争成績

2歳から8歳まで日本で競争生活を送った。出走した競争は全てダートで主に短距離を中心に使われてきた。
主な勝ち鞍GⅠ南部杯を連覇した他プロキオンステークス ユニコ―ンステークスなどに勝利。フェブラリーSは2着が1回
生涯成績36戦9勝

競争馬ベストウォーリアの特徴

脚質

好位抜け出しを得意とする典型的なダート巧者

距離

基本的にマイル以下で好走してきた。2000mのレースに出走したことがあるがいずれも惨敗

ベストウォーリアの血統表

ベストウォーリアの血統分析

Mr.Prospectorの4×4 Secretariatの4・5×5 が最前面クロスであるが、最強調されたのはSecretariatでラインクロスが完成している。その父Bold Ruler 祖父Nasrullah 母方Princequilloを通じてつながるSeattle Slewがしっかりサポートしている。Seattle Slew内Hail to Reasonはベストウォーリアの母母方Robertoにもつながっているのが種牡馬となったときのポイントになりそうである。
Secretariatがクロスしているということはスタミナは十分。その反面大きな動きは得意であるが、急な加速は苦手としており、器用なレースがしづらいという短所がある。そこがなかなか勝ちきれない競争成績に現れている。
競争成績で書いた通り、勝ち鞍が南部杯を連覇 ユニコーンステークスと、直線の長いワンターンのコースでの実績が目立つ。

種牡馬ベストウォーリアの成績

優駿スタリオンステーションで種牡馬入り
産駒デビューは2022年から

ベストウォーリアの産駒傾向予想

産駒内でクロスしやすい血

最前面でクロスしやすい血はSeattle Slewが産駒4代目。そのあとMr.Prospector Roberto Secretariatが産駒5代目に存在する。最近の日本の流行の血がクロスする位置としてはHail to Reasonが産駒6代目、Norethern Dancerも産駒6代目に位置する。

繁殖牝馬の母父の傾向

やはりサンデーサイレンスの子世代・孫世代との配合が多い。
キングカメハメハやエンパイヤメーカーなどのMr.Prospector系との配合も多い。

ベストウォーリア産駒の傾向 血統構成から見た予想

母父がサンデーサイレンスの子世代の場合は産駒母方5代目にHail to Reasonが位置することになるため一緒にMr.Prospector Northern Dancerが産駒5代目でクロスすることになると強調している血がわかりづらくなっている。ちょっとばかりもやもやさせられる勝ち味に遅い産駒が多くでる可能性が高い。であるならば積極的にRobertoの血をクロスさせRoberto-Hail to Reasonの流れを強調させていきたい。
Robertoの血をクロスさせつつMr.ProspectorとRobertoの相性の良さを生かしていくのがもっともベーシックな配合となりそう。Seattle SlewでNasrullah系とHail to Reason系をまとめ上げるのは大変有効。スピードの向上としてMr.Prospector Raise a Nativeのラインクロスを狙うのは大あり。Secretariat Mr.Prospectorをもう一本ずつ補給して父と同じ傾向を引き継ぐのも手。

ベストウォーリアの産駒傾向

まとめ

やはりダート向きの血が多く、ダート有利の産駒が多く出るであろう。
勝ち味に遅く 下級条件にとどまる産駒が多くでるのではないかと予想される。
その中で一握りの産駒だけが重賞戦線で活躍していくと思われる。

注目の配合として Robertoのクロス Seattle Slewのクロス Mr.Prospector-Raise a Nativeのラインクロスを持つ馬が注目

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA