ローレルクラブ 一口馬主投資戦略変更による成績向上 2021産以前と22産以後の比較
このページは筆者の一口馬主投資戦略の備忘録 および 過去の戒めのために記載してます。
皆様の投資戦略として参考になる場合もあるかと思います。22年産からは出資戦略を変更して成績向上しているので推移をまとめました。
目次
筆者のローレルクラブ投資成績 方針変更前後比較
勝ち上がり率
37.5% ⇒ 60% (5頭出資 3頭デビュー 3頭勝ち上がり 2頭デビュー前)
出資回収率
82.9% ⇒ 425%
唐突ですが、筆者の一口馬主成績は大きく変化しました。この圧倒的な成績差が生まれたのはなぜなのか 過去と現在を比較して記録をまとめました。
左の数字は筆者がローレルクラブに出資し始めてから21年産までに出資した成績
右の数字は22年産以降の成績(25年7月時点)
反省:筆者のローレルクラブ投資に求めるもの21年産以前
まずは過去21年産までの出資実績と成績を振り返ってみることとした。
出資の基準は独自の血統分析に魅力がある馬に出資 あまり収支は考えていなかった。
何を求めているのかも明確ではなかった。なんとなく大物引けたら面白いな程度に考えていた。
出資頭数は年間2頭 1頭勝ち上がればよい。血統に魅力があるのだから大当たりが引けることもあるだろうと考えて出資していた。
出資の基準 21年産以前
まとめるとこんな感じ
なんとなく出資をしていた いずれかに該当すれば出資していた。
①独自の血統分析による魅力がある馬
②馬代金が安く回収できそうな馬
筆者の出資馬と成績振り返り 21年産以前
では成績を振り返ってみる
8頭に出資 勝ち上がり率37.5% 3勝 出資回収率 82.9%(25年7月現在 現役馬あり)
この出資回収率は分母に維持費・保険が入っていない 分子に進上金が入っていないという大甘なもので
100%を超えていないということは馬代金すら回収できていない超大赤字である。
内訳はこちら
17年産 エッグベネディクト 4戦未勝利 兄重賞好走馬
18年産 ドナテッラ 17戦1勝 1勝C頭打ち ダイナカール牝系 ロードカナロア産駒 ※回収率76%
フロムディスタンス 3戦1勝 故障引退
19年産 アニージョ 15戦1勝(※現役障害未勝利)
20年産 ムーンダイヤモンド 6戦未勝利
アンジェリカル 16戦未勝利(※現役1勝C)ドゥラメンテ産駒 兄オープン馬
21年産 リエラ 8戦未勝利 馬代金600万円
レイム 12戦未勝利(※現役1勝C) 馬代金600万円 ※回収率243%
21年産は完全に馬代金の安い馬狙いになっている。
結果としてポイントは以下であった。
①大赤字
②良血牝系やリーディング上位種牡馬、兄弟活躍馬を選んでみても活躍しているとはいいがたい
③実感として回収率が高い馬ほどクラスにかかわらず応援を楽しめた
④勝ち上がり率は全体よりも高い
⑤血統は芝狙いが多かったにもかかわらずあげた3勝はすべてダートであった。
細かく振り返って
①大赤字
馬代金すら回収できていないのはヤバい。馬産・競馬応援を掲げているにしてもいい旦那すぎ
そんなにお金持ちではないので改善は急務
②良血
あまりローレルクラブの馬たちで良血狙いはおすすめできない。特に筆者の血統好みとの離反が大きそう
③回収率と満足度
回収率と自身の応援熱の入りようには相関が存在していた。
高い馬が未勝利を勝ち上がってもそれほど楽しめてない。
安い馬が回収ギリギリのラインで戦っているのをみている方が楽しかった。
具体例で比較的高額馬であるドナテッラが1勝クラスを走っているよりも、
安馬レイムが未勝利を勝ち上がれそうなギリギリの状況の方が楽しめていた。
④勝ち上がり率は全体よりも高い
血統しかみていないに等しかったにもかかわらずに勝ち上がりはそれなりに確保
筆者の血統分析には一定以上の効果がありそう。
⑤ダート馬偏重
日高の馬に出資している以上 極端な芝狙いはあまりよくないということか
クラブの特徴と出資の狙いが離反しているのは間違いない。
今にして思えばこんな反省が成り立つ。
血統分析がよくてもローレルの馬たちは安馬がほとんどである。値段が安いにはそれなりに理由がある。大半の理由は牝系が貧弱なのである。大物が引ける可能性は低いということに気づく。馬代と競争成績には強い相関があるのだ。どれだけ配合がよくてもやはり牝系が活力よくなければ大物が出ることは稀な世界なのだ。
現実かなりの安馬に出資しているのに、大物しか狙っていないのは無理があるというもんだ。
しかしながら全体として一口馬主出資自体は楽しめているので大きく損した感覚はない。
ここまでの振り返りによって出資の狙いを改善することによって より楽しめそうである感覚はつかめた。
改善の方向性
振り返ってみて反省すべき点 改善すべき点は見えてきた 方向性として下の3つをあげて具体的に何をすべきか考えてみた
①回収率は重視
回収率と応援熱に因果関係がある以上は改善必要
②ローレルクラブの特徴 特によいところをつかんで出資の狙いを合わせる
得意分野に狙いを合わせた方がよいのは基本の中の基本 なんでこんな簡単なことに気づかなかったのか
③しっかりと馬体と動きをみて 血統だけで馬を買わない
字面にするとおそろしいほど当たり前 よい要素×よい要素で選べば成功率は上がるはず
④血統の裏付けは継続
以下具体的プランを立てる前にそれぞれの項目における現状分析をしっかりしてみた。
回収率重視
馬の回収率指標には色々とあるが、最も簡単な出資回収率では維持費が入ってこないためキャッシュフロー全体がみえづらい。具体的な目安となる指標を考えてみた。
費用総額については別でまとめたいと思うが 本ページでは割愛。
まず馬代金によってグルーピングして考えてみた。
出資価格帯として 未勝利で回収が見込めそうな範囲はうまくいっても1000万円 1000万円で線をひく一口馬主界隈のなんとなくのイメージではあるが 出資金5000万以上は超高額馬とする
これによって3つのグルーピングとした。
①グループ1:低価格帯 出資金1000万円以下
②グループ2:中価格帯 出資金1001万円~4999万円
③グループ3:高価格帯 出資金5000万円以上
グループ①低価格帯
この価格帯に属する馬はなんらかの欠点があるのか、近親に活躍馬が皆無に等しいことが多い。
手を出さないというのも戦略であるが、出資するなら以下を狙う。
早期デビューできそう 数がつかえそう スピードがありそう の3条件が揃ったら出資してもよい。
目標は勝ち上がり、それ以上はボーナスステージと認識する 仮に勝ち上がれなくとも数使えればペイは可能という考え方。未勝利戦は3歳夏過ぎで終了するため そこまでに必要な維持費は約1200万円程度を見込めばよい。獲得賞金額は2000万円に達してほしい。
退厩見舞金などをあてにするにしても1500万円は稼ぎたいところ。
勝ち上がれないとすれば2歳夏にデビューしてから未勝利戦終了までの間に10戦ほどできる体力が必要。またダートを走ることができなければ10戦到達は確率が下がってしまうだろう。
グループ② 中価格帯
この価格帯に属する馬は勝ち上がりは当然求められる。ローレルクラブではメインコンテンツのグループになる。6歳まで走ることを考えて出資するべきである。
2歳から6歳までの維持費は4000万円ほど 獲得賞金額は出資額+5000万円くらいが目安
悪くとも2勝クラスには到達できそうな馬を選ぶべき
グループ③ 高価格帯
この価格帯までいくと全体でペイするのはかなりむつかしいなってしまう。2歳から6歳までの維持費は4000万円ほど 獲得賞金額は1億円では効かないのである。OP馬であることがほぼ絶対条件
そもそもローレルクラブで募集されることはそれほど多くないのであまり考える必要もないのであるが、相当の馬でなければ手を出してはいけない。
回収率からみた狙いどころの結論
グルーピングして考えたところ狙いどころがはっきりとしてきた。狙いどころは以下の通り。
①2勝クラスに到達しそうな 中価格帯に属するなるべく価格の安い馬
②数がつかえそうで、早期デビューできる見込みが高い 1000万円未満の馬 ダートOK
ローレルクラブの特徴
次はローレルクラブの特徴を認識してみる
成績は2020年~24年の5年間を参照
①早期デビュー 得意
②芝・ダート 芝14勝 ダート24勝 ダート優勢
③距離 芝勝ち鞍 1200~1800 断然マイル以下が良績
ダート勝ち鞍 1000~2100 1800以上の勝ち鞍は3頭に集中 短距離型
④募集額回収率の高い牧場
新冠橋本牧場420% 松木加代218% チェスナットファーム145%
特に新冠橋本牧場は平均獲得賞金が4000万円を超えておりクラブに特別な思いがありそう
番外 グランデ牧場 84% 最近提供が活発になった牧場で数字は上がってきそう
⑤募集額回収率の低い牧場
村田牧場 23.9% 村上欽哉48%
⑥募集額回収率の高い厩舎
北出成人 617% 杉山佳明 260% 高橋康之 202% 杉山晴紀200%
北出成人 両杉山厩舎は獲得賞金額も2500万円を超えている
⑦出走回数の多い厩舎
北出成人 杉山佳明 高橋康之
⑧クラブの世代ごともっとも活躍した馬
21年産 パドマ(ダート短距離)
20年産 ヴォードヴィル(ダート中距離)
19年産 ビーナスローズ(芝短距離)
18年産 ジョディーズマロン(ダート短距離)
17年産 ローレルアイリス(芝短距離)
⑨馬の売れ行き 特によくないので満口になる馬の方が少ない
馬体 動きをみる
急には相馬眼が上がるわけではないので 最初はなるべくわかりやすい馬選びの基準をもつことを考えた。
ネットで相馬関係のページをみていたところで以下のキーワードがよく出てきた。
①トモが大きい
②胸が深い
③ラインが綺麗
④体重が重い = 筋肉量が多い
⑤良質な筋肉
⑥バネがある
⑦力強い脚さばき = 脚の前腕部の比率が高い
⑧仕上がりが早そう
⑨飛節の形がよい
⑩背中が短い
⑪トモが流れる ゆるい
判断基準が明確なものを取り入れて 不明瞭なものは軽視することとした。明確なものかつ筋肉量を示しているものは④体重が多い⑦前腕部の比率が高いであるので そこを重要判断部位とした
そしてなぜだかやたらと出てくるネガティブポイント⑪トモが流れるである。これは体幹が弱いの同義語であるととらえた。幸いにして筆者は体幹トレーニングの本を読むほどであったため、馬の体幹も見えるので最重要ポイントして判断基準に入れた。 体幹=力が伝わるなので理にかなっている。体幹が強い=無駄が少ない=出走数も上がるという理もある。
⑧仕上がりが早そうは満口にならなければ見極めできるので自然に採用
血統の裏付け
これまではいいイメージの血統の馬を選んでいたが、これからは馬体・動きで先に馬を選び血統のイメージがあうかどうかをみることにした。
変更後:ローレルクラブ出資馬狙いのまとめ
ローレルクラブで大きく負けずに楽しむために以下の特徴をもった馬を積極的に狙っていくべきと定めた
募集価格の上限:5000万円まで できれば3000万円以下
距離適性:マイラー短距離馬
馬場適正:ダート適性がありそうな馬 出走機会が増えるのでダートを走れた方がよい。
デビュー:早期デビューのめどがある馬 2歳春に1F 13秒台が出ているのが目安
または2歳8月までにデビュー予定が濃厚
馬体:体幹がある 筋肉量が多く=体重がある=管囲が大きい 前腕の比率が高い=ダートに負けない力
厩舎:数使う厩舎かを調べ判断。 北出成人 杉山佳明は高信頼 高橋康之も悪くない
牧場: 新冠橋本牧場は高信頼 チェスナットファームはまずまず 松木佳代は安馬でそこそこに結果を出す
村田牧場 村上欽哉は疑ってかかる 値付けが高すぎるのでは?
注目はグランデ牧場 育成牧場が生産も始めたので化ける可能性はある。
血統:ノーザンテースト Mr.Prospector StormCatなどの影響が強くダート型マイラーを主体に選ぶ
ノーザンテーストは筆者との相性も良く 芝でも一発狙えるので積極的に
筆者のローレルクラブ投資に求めるもの 22年産以降
ローレルクラブに求めるものも明確にする必要がある。これを”愛馬の出走数を多くして競馬をより楽しみたい”に変更した。
確実性の高い馬に出資 トータル出資数を増やして 出走回数を増やせるようにする。
一口馬主は馬が走って応援してなんぼ 大きく損はしないという姿勢を基本に据える。
大物狙いはロードサラブレッドクラブに新たに入会し、そちらに任せる。回収率があがって出資数を増やせるのであればローレルでも大物にあたる確率はUpするはずだ。
そして出資馬の前には 出資の狙いを明確にすることとした
筆者のローレルクラブ投資成績 方針変更前後比較
これらの戦略を用いて得た結果が下である。
勝ち上がり率
37.5% ⇒ 60% (5頭出資 3頭デビュー 3頭勝ち上がり 2頭デビュー前)
デビュー前の2頭は骨折・ソエと故障が目立つのは課題
出資回収率
82.9% ⇒ 425% (25年7月現在)
目覚ましく結果がでている
牡牝ともにうまくいっている22年産出資馬は以下である
①アーデルリーベ 牝 父ヘニーヒューズ 母アーデルハイト
出資額 3500万円 目標総賞金額 1億円
出資前評価
狙いの距離・馬場 ダート短距離を基本とし、あわよくば芝のマイルまで
出世の見込み オープンクラス入り
動き ぶれない体の芯 やわらかみのある歩様
馬体 綺麗なライン トモの大きさ
成績 6戦1勝(現役) 賞金総額 2580万円
主な成績 エーデルワイス賞(JPN3) 3着
デビュー 2歳7月 勝ち上がり 2歳8月
②ローレルオーブ 牡 父ウインブライト 母ルージュマジック
出資額 1000万円 目標総賞金 7000万円
出資前評価
狙いの距離・馬場 芝中距離を中心にダート中距離も
出世の見込み 未勝利10戦以上 勝ち上がれれば3勝クラスまで
動きのよさ 強い体幹
馬体 筋肉が薄いが体幹の強さでどこまで
成績 10戦1勝(現役) 賞金総額 2640万円
主な成績 スプリングステークス(GⅡ)他重賞4走
デビュー 2歳7月 勝ち上がり 2歳8月