【一口馬主出資ポイント集】父のイメージが強すぎる場合はそのイメージにあった馬に出資するべき

一口馬主に出資する場合に大切なことをひとつずつ記録していきます。
ロードサラブレッドクラブで出資したロードバルセロナが未勝利引退しそうなのでひとり反省会です。
目次
父のイメージが強いって どういうこと?
父がわかりやすい距離適性や極端なレースをしていた場合はその適性が子にも強く受け継がれてるという思い込み。例をあげるとこんな感じ
スプリンターの父の子はスプリント能力を持っているに違いない。
父は芝でキレキレだったから子供も芝でキレキレ
ダートで大きいレースを勝ちまくったから子供もダート馬
具体的な例をあげると
ビッグアーサーの子だから短距離得意
ディープインパクトの子だから芝適性が高くて末脚切れる
ルヴァンスレーヴの子だからダート中距離得意
大半は間違ってはいないし、むしろ正解であることの方が多いです。
だから複数の馬を同時に扱う調教師の方針としてはこうなることが多い。
馬房数が20ということは50~60頭を調教師は同時にみているということなので
まあそうなる確率の方が高いよね。ということは馬を買う立場としては理解しておく必要がありそうです。
馬の適性をしっかりと見抜く調教師の方が稀な存在と思っておいてもよいのかもしれません。
これは批判ではなくて馬の本質を見抜くのはそれくらいむつかしいことなのです。と私は思ってます。
その中でも芝スプリンターの子は特に注意
これはどういうことかというと 修正がしづらい方向の適性を子供が持ってしまう可能性が高いということ。
例えば父ビックアーサーの場合を見てみましょう。
まず血統 その父サクラバクシンオーが1400m以下で無敗の成績をたたき出した日本競馬史上最強のスプリンターの一頭。

自身の競争成績
高松宮記念1着をはじめとして 8勝すべてが芝1200m
産駒の成績 芝1400m以下での成績がぶっちぎり
芝1200mの勝ち星は74勝である 2025年8月現在

このデータから芝1600mや芝2000mでデビューさせるのは、調教師としては少し勇気がいる決断なのではないかと想像できます。
距離延長は勇気がいる
更に距離延長の決断には勇気がいるのではないかと思われます。距離を延ばすと追走が楽になったり、競馬そのものから要求される能力が変わったりするのでチャンスが生まれる可能性があります。
しかしながらその反面惨敗のリスクが上がる決断でもあるのです。JRAの出走権システムを考えるとチャンスのある馬は掲示板の確保が最優先タスクになります。掲示板を確保出来たらかなりの確率で次走の除外がなくなるので、狙ったレースに狙ったタイミングで出走できる仕組みになっています。
そもそも惨敗して9着を外すことになると賞金が出走手当だけになりますので、これだけではその馬の預託料すら稼げない状況が生まれてしまいます。そうなると馬主さんからいい顔をされなくなるのは想像できますね。
でも、その血統本当にスプリンターしか出ないの?ここがポイント
こんな疑問をぶつけても、なんでも出るよと答える人は血統を理解している人だけです。
前述のビッグアーサーの母の血統はほぼエルコンドルパサー。エルコンドルパサーは菊花賞馬すら出しているような血統です。
なので母方を強調するとマイルから中距離距離適性が出る可能性が高く、しかもダートよりになります。
しかし調教師は血統に明るい人もいれば、深くは気にしていない人もいるのが事実。父がスプリンターのビッグアーサーの子だからスプリンターだよ。と言っておいた方が多数派になれるので安心です。
今回の失敗とは 父のイメージと違う血統の馬を選んでしまったこと

筆者はこの血統のロードバルセロナに出資しました。
この血統はビッグアーサーの母シヤポナを強調しており、それは前述のほぼエルコンドルパサーです。
Mr.Prospectorをクロス Sadler’s Wells≒Nureyevはシヤポナ内で存在しておりKingmamboは全開です。
そこにスタミナ勢力であるNijinskyがサポートしてくるわけですからスプリンターではないことはわかっていました。
ダートマイルから中距離の距離適性を期待して出資をしたわけです。
でも実際つかわれたレースは
芝1200mでデビューをして追走スピードに難があることが判明します。血統予想通りです。
その後ダート1400 1200 1000と使われることになるのですが、距離が短縮すればするほどに追走苦労の度合いはひどくなっていきました。
血統のイメージと実際の能力の乖離が大きいがゆえの弊害が出たといっていいでしょう。
まとめ 教訓
一口馬主の出資において、父のイメージと異なる血統構成の馬を買ってしまうと、適性外のレースを使われる可能性が高く勝ち上がりに苦労します。特にスプリンターの父の場合はスプリント資質のある血統を選ぶようにするべきです。
実際ロードバルセロナがダート中距離で力を発揮できたかどうかはわからないままに終わってしまいました。
わかったことはロードバルセロナは短距離で追走に苦労した ということだけでした。
血統をみて買っている筆者としては、自分の見立てが正しかったのか、違っていたのかがわからずに悔しい限りです。
今回得た教訓を再現しないように注意していきたいと思います。
皆様のお役に立てれば