ヴィクトリアマイル2021 ディープインパクトの娘たちの分析(2)
ヴィクトリアマイル ディープインパクトの娘たちがもちろん沢山出走している。その数なんと10頭。このレースだけをみてもディープインパクトの本質がマイル~2400だということがお分かりいただけると思う。
今日は2回目
目次
⑩レッドベルディエス
母父 Unbridled’s Song 母母父Storm Catでコントレイルに似た配合
ディープ×Unbridled’s Songはニックスといわれるが 個人的にはニックスとはいえないと思っている。
活躍馬が出る理由としては母方に一緒に入っていることが多いStorm Cat内 Secretariat Sir Gayloadの兄弟配合をUnbridled’s song内Royal Chargerがサポートしている形になっているため。後はFapiano内にMahmoudがあるのでサンデーのスピード強化が図られているため勝ち上がりはする。これはUnbridledでも同じこと。Unbridled’s Songだけで大物が出るわけではない。Storm Catの方があることの方がよほど効果的。
話はそれたが血統は中距離型 先行して粘り強い脚をつかうと強い。
戦績は条件戦で中距離を戦ってきた馬でちょっとここでは・・・。手が出しづらい
⑪ダノンファンタジー
母父Not For Sale 母はアルゼンチンGⅠ2勝馬 Lyphardのクロス
スピードは母母方内 Sir Gayloadがクロスしており シンプルにディープインパクトらしい配合
血統的にはマイラーだと思う。
戦績 阪神JFまでの連勝が 嘘のようにムラ馬になってしまった。阪神得意なマイラーであったが傾向が変わってきたのか陣営も試行錯誤中に思われる
常識的にはここまで馬券が回らないところだが、前走高松宮記念では先行している。楽に追走できる今回はかえって競馬がしやすくなっている可能性は大。レース間隔があいているのもよい方向に出そう。穴として一考したい。
⑫サウンドキアラ
母父アグネスデジタル 母はフィリーズレビュー勝ち馬
母母方Secretariat Seattle Slewでディープインパクトとの相性を確立している血統 スタミナの核が見当たらないマイラー
戦績 昨年の2着馬だが、昨年の勢いがないのが気がかり。近3走は先行しておらず、そこも気がかり。
血統的にもリピーターとしても怖い。馬券的には有りなんだろうが ちょっと買いづらい
⑯リアアメリア
母父Rockport Harbor(その父Unbridled’s Song) 母はBCジュベナイルフィリーズ勝ち馬 ちょっと早熟感漂う血統。母の母方Beer Baroness内にSecretariat Sir Ivorがあるのでスピードは確保できている
2歳時の勢いがなくなっているので 見送りでいいと思う
⑰スマイルカナ
母父Distorted Humor 母母キャタリナ(By Storm Car)なのでほぼエイシンヒカリの血統
母父内にTurn-toが2本あるのでスピードはそこから
スムーズに自分の競馬ができればそこそこ粘れるのであるが、隣がレシステンシアで兼ね合いが難しい
スローの瞬発力勝負は分が悪いので、ある程度前にいって最後の直線の持続力でどこまで粘れるかのレースをしてくると思う。グランアレグリア不発時は粘りこみも考えられる。