白毛一族 シラユキヒメ系の発展 ソダシ・メイケイエールの祖 実は気性難一族

今日は白毛一族についてふれてみたい。シラユキヒメの白毛は突然変異的に発生するアルビノ(色素の遺伝子に欠陥がある)である。シラユキヒメ自身は活躍できなかったが、子孫は大繁栄している。そんなシラユキヒメ一族を紹介していきたい。

目次

白毛の祖 シラユキヒメ

青鹿毛のサンデーサイレンスと鹿毛のウェイブウインドから生まれた牝馬は白毛であった。これがシラユキヒメであった。毛色が白毛と異なる両親から生まれたのでアルビノである。アルビノで白毛が産まれる確率は1~2万頭に1頭と言われているが、その1頭がサンデーサイレンス産牝馬に産まれたのがものすごい幸運であった。牡馬に生まれた場合は白毛のサンデーサイレンス産駒という理由だけで種牡馬になるかもしれないが、優秀な繁殖牝馬を集めることができず血を次世代につなげることが大変難しくなってしまう。シラユキヒメはサンデーサイレンス牝馬であるため、種付け相手に優秀な牡馬を選ぶことができた。この白毛一族が後の世代で活躍できるのはシラユキヒメの父サンデーサイレンスの血の影響も多いと思う。結局シラユキヒメはデビューが遅く未勝利に終わるのであるが、500万下クラスで3着に入り素質はみせた。

シラユキヒメの血統の特徴

前面に出た血がTurn-toのクロスとAlmahmoudのラインクロスでその点はディープインパクトと同じ。母方がTopsiderとStar de Naskraなのでダート色が濃く出る傾向がある。産駒をはじめとした子孫はNasrullahをクロスすればダート寄り、Northern Dancer Almahmoudを強く重ねれば芝よりの馬が産まれてきそうな血統。

ソダシのダート適性は?

当然血統構成上はダート適性は高い。クロフネの母方Roberto 父方Bold Rulerの影響でNasrullahが強くでている。その反面NearcticがクロスするNorthern Dancerの影響も強く芝でも走れるだけのスピードはもっている。

気性難の祖

気性難の祖はどこにあるのか。おそらく母父Topsiderゆずりではないかと思っている。とにかくこの系統気性が激しい。Topsiderの孫、シンコウウインディはレース中に噛みつく馬で有名。シンコウウインディはデュラブを通じての血統である。

脱線:シンコウウインディ 噛みつきレース

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