2021新種牡馬ラニ 産駒の傾向 成功配合を探る 激しい気性も追いかける

JRA新馬戦・未勝利戦もダートがの増えてきたので、ダート種牡馬もみていこう。今回はラニ

ラニの血統表

Northern Dancer5×4 Mr.Prosupector4・5(父方)
実はHail to Reason 7×4・6

ラニの血統背景

父Tapit

父Tapitは北米リーディングサイヤーでSeattle Slew直系種牡馬。日本ではテスタマッタが活躍した。主にダートの産駒を送るが、代を経ると芝でも走る傾向がある。

母ヘブンリーロマンス

母ヘブンリーロマンスはサンデーサイレンス産駒の天皇賞馬。繁殖牝馬としても優秀でアウォーディー(JBCクラシック) アムールブリエ(名古屋GP)の2頭の重賞勝ち馬を輩出している。

ラニの血統解説

ラニは祖先の世代あっていないので強調されている血が少々わかりづらくなっている。ラニの4代祖先の産まれ年をみるとRibot 1952 Gana Facil 1981と約30年の年の差がある。Ribotが自身の4代目にあたる馬がついこないだまで現役だったことは驚きである。このような世代間がずれた配合はよほど強調する血が明確にならないとズブい馬が出ることが多いので注意が必要である。ラニの場合は前面でクロスする血がHail to Reason と Northern Dancerになるのだが、Hail to Reasonは世代がずれていること父Turn-to 祖父Royal Chargerがクロスになれず影響は弱い。Northern Dancerは母Natalmaはクロスにならなかったが祖母Almahmoud以下クロスになるので、もっとも強調している血はNorthern Dancerとその祖母Almahmoudということになる。ここまでの説明では単なるずぶい条件馬で終わるのであるが、母ヘブンリーロマンスはNorthern Dancer(Almahmoud)とHail to Reasonを共有しているHalo Sadler’s Wellsをどちらも持っている。これを少し遠いがニアリークロスとみれば、それをSeattle SlewとNijinskyで継続強化したのがラニとみることができる。継続強化に使用した血は長距離向きの血であるので、日本の芝ではスピード不足となってしまう。
血統表の字面だけ見てもSadle’s Wells に Nijinskyが絡んでスピード豊富というのは無理がある。陣営もスタミナ豊富という認識で日本ではダートの2000m以上のレースを選んで使っている。

ラニの競争成績

通算17戦3勝
2歳時 4戦2勝
3歳時 8戦1勝 UAEダービー ベルモントS(3着)
4歳時 5戦0勝

ラニの伝説

ラニには多くの伝説が残っている。
〇他の馬を襲うので調教は単走のみ
〇ダート調教で6F 72秒で走っていた
〇ドバイ遠征時米二冠馬カリフォルニアクロームと威嚇合戦をして勝利
〇米国遠征時に現地から”ゴジラ””クレイジーホース”というあだ名を頂戴する
〇Rムーア騎手から乗りたくないと言われていた。

ラニへの配合のポイント

ラニはスタミナ豊富なのでスピード強化が必要であるのは間違いないところ。Northern Dancer と Hail to Reasonを中心とした配合である。クロスの狙いは断然Haloで、できるだけSadler’s Wells Nijinskyには触れない方向でいきたい。また、A.P.Indy内のSecretariat Seattle Slewがあるのでディープインパクト × Storm Catニックス配合を狙っても面白いところ。 母父キズナは面白いと思う。

ラニ産駒の特徴・傾向

芝/ダート

完全にダート向き ダート6勝 に対し芝は1勝

適性距離

案外と1400m以下での成績が それ以上の成績を上回っている。データ数がまだ少ないので結論は先送り。
現状の結果はリメイクの成績が1400mに集中しているせいではないかとも思う

代表産駒 リメイクの血統構成について

リメイクはJRA勝ち馬4頭のラニ産駒の中で4勝を上げた現在のところのラニ代表産駒と言っていい存在である。
この馬の血統構成は母母方にRaise a Nativeが存在することによってスピードタイプになっていることが大きな特徴である。Mr.Prospectorの5×4からRaise a Native Native Dancerへとラインクロスがつながり、Northern Dancerへとつながっていく流れである。この馬はラニ産駒の特徴を表す馬ではなさそうなのでご注意いただきたい。

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