札幌記念2021回顧 秋華賞へ向けてソダシのレース振りはどうだったか?気性の成長は?
ソダシが秋初戦に札幌記念を選択してきた。秋華賞へ向けてレース振りはどうだったのか。回顧する。
目次
札幌記念2021 レース結果
1着 ソダシ 1:59.5
2着 ラヴズオンリーユー 3/4馬身
3着 ペルシアンナイト 頭
LAP 12.5 – 10.9 – 11.5 – 12.5 – 12.5 – 12.4 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 11.9
札幌記念レース映像
札幌記念 レポート
ペース
ペースは4F目から落ち着き 12秒台が連発 残り4F目から11秒台後半に入り、そのままゴールまで緩むことなくゴールを迎えた。
LAP 12.5 – 10.9 – 11.5 – 12.5 – 12.5 – 12.4 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 11.9
勝ち馬・2着馬の位置
勝ったソダシは好スタートから2番手、トーラスジェミニがハナを切る展開。600m前で隊列が落ち着きペースも落ち着いている。ソダシの3F目は12.0くらいではないかと思う。前半はかなり楽をさせてもらっている。残り1000mスローペースに耐えかねてブラストワンピースが噴火、一気に後方2番手から先頭へとあがっていく。ちょうど残り800mでソダシにならびかけるのであるが、ソダシがブラストワンピースに反応(と筆者には見えた)先頭をゆずらず一気にペースアップ。岩田騎手に被せられるのは嫌なのでこのレースの勝負という意味ではナイス判断であった。その後吉田騎手は馬をなだめながら4コーナーを曲がる
2着馬ラヴズオンリーユー。中段7番手外から追走、こちらはブラストワンピースの噴火で被害が甚大。内からルメールサトノセシルになんども弾かれそうになったところに外からブラストワンピース。挟まれそうになって結果ブラストワンピースに前に出られてしまう。その後5番手で最後の直線を迎える
最後の直線
内からソダシ、ブラストワンピースが食い下がるが残り1000mから噴火しているので早々に失速。外からペルシアンナイト 大外ラヴズオンリーユーが食い下がる。しかしソダシは52キロの斤量。やや一杯に逃げ切ってゴール、ラヴズオンリーユーはペルシアンナイトを交わす底力を見せたもののここまでであった。
勝ち馬 ソダシについて
オークスは完全に我を忘れたレースをしてしまったが、今回はなだめて我慢もできたのが収穫。確実に気性の成長は見て取れる。のであるが、ブラストワンピースに対する反応が良すぎて怖いのも確か。後続につつかれると墓穴を掘りそうな傾向は相変わらずある。秋華賞は札幌記念よりもマークがきつくなるし、今年は阪神の内回り2000m。最後に坂もあるので楽なレースにはならないと思われる。
一番の懸念は札幌記念で52キロ 先行押し切りをやってのけてしまったことである。本番は55キロになるのであるが、阪神の坂と相まってどうなるのか楽しみである。
レース全体について
ブラストワンピースの噴火によってレースが動いた。岩田騎手は褒められた騎乗ではないのであるが、レースが引き締まったことは間違いないと思う。レースのレベルとしてあまり高いレベルではなかった。