新潟2歳ステークス2021レース回顧 ダイワメジャー産駒セリフォス堂々完勝

2歳初のマイル重賞 新潟2歳ステークス 勝ったのはダイワメジャー産駒 セリフォスであった。簡単にまとめていく

目次

新潟2歳ステークス 結果

1着 セリフォス   1:33.8
2着 アライバル   1 1/4
3着 オタルエバー    3/4

新潟2歳ステークス レース映像

新潟2歳ステークス レース展開

LAPタイム 12.6 – 11.4 – 12.2 – 12.3 – 11.7 – 10.8 – 11.0 – 11.8
 前半3F 36.2秒 後半 3F 33.6秒 (その差 2.6秒)
前半は新潟にしてはかなりゆっくり流れており、残り4F目から徐々に加速。完全に上がりの競馬となった。
要求されたのは加速力・スピード絶対値の高さ・その持続力 であった。

スタートから前半

ハナを取ったのはオタルエバー 無理に押してという訳ではなくスピードの違いでハナを取ってしまった感じである。そんな感じであるので前半3Fはかなりゆっくりであった。
よくわからなかったのがウインピクシス丸山、掛かっているのか馬が嫌がっているのかはわからないがこのスローを無理に抑えて4番手から後方まで下がってしまった。もしかしたらゴールドシップ産駒のこの馬もユーバーレーベン同様馬群がダメなのかもしれない。
かったセリフォスはスタートは一息。スローと内枠にも助けられ無理することなく6番手にまで順位を回復させた。

レース中盤

スローのままであったのでルメール騎乗のアライバルが徐々に外目を通って前との差を詰める。これも無理にペースを上げているわけではない。オタルエバーもがっちり手綱をおさえてゴーサインを待っている。

レース後半

残り700m付近オタルエバーがペースアップ 後続との差を開きにかかる。先頭からセリフォスまでの差は4馬身ほど。いくらスローに落とせたといっても少し仕掛けが早かった。残り600mからの2Fを10.8-11.0秒の猛ラップを刻むとオタルエバーがよれ始める。残り200mでオタルエバーは一杯になり最内をついてきたセリフォスに並ばれる。このときアライバルはまだ5馬身後ろ。セリフォスが抜け出すがさすがに猛ラップが堪えて残り50mで一杯。外からアライバルが差してくるが時すでに遅し、一馬身以上の差をつけて先頭でゴールに飛び込んだのはセリフォスであった。

勝ち馬 セリフォスについて

勝馬セリフォスは父ダイワメジャーらしい新潟2歳ステークス制覇。スピードの絶対値、そのスピードの持続力をいかんなくみせつけて完勝した。もちろん仕上がりの早さが武器になっている。骨格がしっかりしたパワーのあるマイラー。朝日杯、NHKマイルCなど期待大である。
血統的にはHaloとNorthern DancerをクロスさせてAlmahmoudでつなぐお馴染みの形態。母父Le Havre内のGlorious Songが威力を発揮する配合。社台グループの輸入牝馬のセンスは凄いわ。

2着馬 アライバルについて

2着馬アライバルは父ハービンジャーで決して新潟向きでないのに、しかも完全に上がりの競馬になったのにも関わらずここまで好走。筆者の中ではかなり評価ができる。惜しむべきはなんで札幌に行かなかったのか、行けなかったかというところ。あきらかに札幌2歳ステークスの方が競馬しやすかったのではなかろうか。それでもここで賞金を積めたのは大きい。暮れの中山でも出番があるかもしれない

新潟2歳ステークスのまとめ

セリフォス かなり仕上がりの早いパワーマイラー。2歳戦・3歳春までは間違いなくブイブイいわせられる逸材。
アライバル 距離が伸びて、持続力勝負でもう一回みたい存在。
オタルエバー 直線短い競馬場で狙ってみたい存在
ウインピクシス 馬込みダメなのだろうか?

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