注目血統馬分析 ロンはシルバーステート産駒 父の無念を晴らす大物か?

注目の牝馬 ロン 血統分析。クラシックに乗っていけるのか? キーファーズは武豊でGⅠ制覇できるのか?更に凱旋門賞までいけるのか?

目次

ロンのプロフィール

父シルバーステート

シルバーステートはディープインパクト産駒 デビュー前から大器と騒がれたが、故障により大成せず。通算成績5戦4勝。GⅠ勝ちはもとより重賞勝ちもなし。素質の高さが買われて種牡馬入り

母系

母はアモーレヴォレ 兄にワールドスケールがいる血統 叔父にメイショウカンパク(京都大賞典)

ロンの競争成績

通算成績(21年9月現在)

2戦2勝

2戦目:野路菊ステークス 中京芝2000 レコード勝ち

LAP 13.2 – 11.4 – 12.0 – 11.7 – 12.2 – 12.3 – 12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.9

好スタートをきるも武豊が控えて3番手集団の外目につける。2歳戦の中距離戦にしては道中もゆるみがないペース。かかるところもみせず、スムーズに追走し、4コーナーから進出開始。残り400をきって上り坂で仕掛けるとあっという間に差をつける。最後は流す余裕をみせて完勝。

武豊Jのコメント
良い競馬でした。思っていたよりも折り合いがつきましたし、抜け出すのも速かったです。内容が良かったですし、今日のレースができれば距離の融通も利きそうですから、今後が楽しみです

1戦目:新馬 函館芝2000

LAP 13.0 – 11.6 – 12.6 – 12.7 – 13.1 – 13.2 – 13.1 – 11.9 – 11.1 – 11.6
2000mの新馬らしいスローペースを逃げきって完勝。最後2F目で11.1は2歳馬として見どころあり。
4コーナーで後続を完全に振り切って最後は流す余裕

武豊Jのコメント 飛びが大きい。気性が前向き。加速の反応もいい。

ロンの血統表

ロンの血統分析

サンデーサイレンスの3×4はHaloが抜けたものの、Hail to Reason Turn-toのクロスはしっかりと抑え強調したい血は明確。5代母サイレージの父はSir Gayload(その父Turn-to)でしっかりとサンデーサイレンスの血をアシスト。次いでNijinskyの5×5がクロスしているがNearco Almahmoudをサンデーサイレンスと共有しておりこの血もサンデーサイレンスとの関連が強い。
母の母方ダンスインザダークがサンデーサイレンス×Nijinsky×Ribot系で全てがクロスになっている。 ここに注目すればダンスインザダークを強調している配合と取ることもできる。 ダンスインザダークはサンデーサイレンスの息子であるのでこれは強調する血が不明瞭という解釈はしなくてもよいと思う。
スピードはTurn-to血脈を豊富に持ち十分あり、スタミナはNijinskyのクロスにRobertoでありBull Leaが存分に存在を主張している。一歩間違えればスタミナ優位すぎるくらいの配合であるが、2戦目までのレース振りをみるとスピード不足の懸念はなさそう。
サンデーサイレンスの前向きな気性という点をふまえても2400mは十二分にこなせるスタミナの持ち主。

ロンの今後

大切に管理されているようで、ローテーションを詰めて使うことはなさそう。馬主がキーファーズということで凱旋門賞に挑戦することまで視野にいれている可能性もある。今後のローテーションにも注目

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