弥生賞 2022 アスクビクターモアの勝利
牡馬クラシック戦線 春の近づく 弥生賞のレース回顧とアスクビクターモアの血統について解説
目次
弥生賞2022プレイバック
LAP 12.7 – 11.6 – 11.9 – 12.5 – 12.4 – 12.4 – 11.8 – 11.5 – 11.4 – 12.3
前半3F 36.2 後半3F 35.2
前半5F 61.1 後半5F 59.4
弥生賞レース回顧
11頭立てと小頭数のレースになったこと。前半が遅いトライアルらしいレースになった。
後半4Fからはロングスパート 最後は各馬ともそこまでの切れ味を発揮できていないようにみえる。
ロジハービンが向こう正面で抑えきれなくなって初めてペースが上がった。それにつられないように武豊ドウデュースは必死で抑えこもうとしていることで大きくリズムを崩している。
その間隙を縫って、早めに進出したのが勝ったアスクビクターモア。残り200mで先頭に並ぶとしぶとく一杯に残したところがゴール。目一杯に追った田辺騎手のファインプレー。
上位入線馬の皐月賞について
1着アスクビクターモア
あまり瞬発力よりもしぶとい末脚と機動力を活かすタイプのディープインパクト産駒。本番の皐月賞は無視はできないが、信頼もできないという馬券購入者にとって悩ましい一頭になりそう。人気しないのであれば筆者は買いたい。
2着 ドウデユース
レース回顧でも記載したが、ロジハービンの暴走につられそうになってリズムを崩したところが最もいたかった。スムーズなレース振りと操作性の良さが最大の武器でありそうなので、こういう不利は素直に痛い。皐月賞では決して突き抜けた存在ではないことが今回証明されてしまったような気がする。
3着 ボーンディスウェイ
今回は展開にも恵まれて、しぶとい末脚が生きた。ただパンチ力に欠ける点は見て取れるので、皐月賞では積極的に買いたい馬ではない。
アスクビクターモアの血統評価(簡易版)
アスクビクターモアはHail to Reason Pharamond Almahmoudが強調されており、これはHaloの血統構成そのものである。Haloが強い馬は中山で機動力が活かされるレースになった時に浮上することが多いので、今後も中山で時々というタイプかもしれない。