ヴィクトリアマイル2021分析 どんな競馬をするのかレシステンシア

マイルの女王決定戦 ヴィクトリアマイル 今日は展開のキーを握るレシステンシアを分析

目次

レース傾向おさらい

ヴィクトリアマイルは出走メンバーによって展開がバラバラで前半超スローから前半33秒台の消耗戦までなんでもありであった。一番多いのはほぼイーブンペース。ただしスローになっても牝馬通しの決戦なので超ロングスパート戦にはならず、上り3Fの決め手勝負になることが多く、高速上がりを繰り出す馬が馬券になる確率が高い。

展開のカギを握るレシステンシア

しかし、今年はレシステンシアがいる。牡馬を含めても現役屈指の消耗戦に強い馬。レシステンシアをしっかり分析

レシステンシアの血統

父ダイワメジャーは皐月賞 マイルCSなど マイルから2000までを先行して押し切ってきた名馬。
母マラコスタムブラダはアルゼンチン 中距離のGⅠ馬 母父Lizard Islandは競争成績はGⅡ勝ち程度であるが、名牝Specialの血をひく超良血母系出身

クロスはもっとも影響が強いのがNorthern Dancer 4×5・6・6 それに内包されるNatalma Almahmoud
Hail to Reason 4×6 それに内包されるTurn-to

スピードの血が多いが強調された血がわかりづらいので瞬発力には欠けそうな配合
一方で母方がデインヒル Sadler’s Wells Nijinskyと持続力に優れた血を持ってきていること。父ダイワメジャーも中距離血統であることから最後直線の持続力があるとみえる。
血統表だけをみると、マイル~中距離のスピード馬 やや決め手に欠けるようにはみえる。

従って東京マイルはどちらかというと得意舞台で、高松宮記念の方が苦手舞台に血統上は見える。

過去の戦績 阪神JFを振り返る

レシステンシアのベストレースは阪神JF

LAP 12.2 – 10.5 – 11.0 – 11.8 – 12.0 – 11.2 – 11.5 – 12.5 前半3F33.7 後半3F35.2
前半の猛ラップで他の先行馬をつぶし、中盤でやや息を入れ、後半で再スパート。これをやられると後方勢はよほど自分の競馬に徹していないとレースの緩急で脚を使わされてしまう。特に最後の3F目、後方から加速してポジションを上げよう、先頭との差を詰めようと思うと10秒台の脚を使う必要がある。残り1Fで何故だか後ろがバテバテ。結局最速の上がりを使ったのはレシステンシアなのであった。

こんな競馬が出来る馬が中距離を走れない訳がないはずだが、短距離を使われているのである。

ちなみに父ダイワメジャー産駒は1200での回収率はあまりよくない。中距離の方が断然回収率が高い。ダイワメジャー産駒=短距離で強いのイメージが強すぎなのである。

レース展開予想

今回は武豊ジョッキーということで、無理に競りかけられて玉砕逃げにつきあったりしないだろう。
何がなんでもハナにこだわる。前半33秒台で入るような馬もいないので、順当にいけば前半34秒0中間
コーナーが11.6~11.8で後半3F34秒0~3くらいで上がると1分32秒前後の決着。
阪急杯のこの馬の上がりが33.8なので無理のない時計であろう


武豊騎手の手綱さばき、ペース配分を見るだけでも楽しそうなレースである。

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